頭ヤベンジャーズ~人生エンドゲーム~

あらさー独身男子のくだらない日常

ウエストサイドストーリー

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オリジナル版は未視聴で知らないので、後半のストーリー展開には衝撃的でした。アメリカのミュージカル映画の王道と言われる作品だと知っていたのでさぞ、歌とダンスでザ・ハッピーエンドで終わるものと思っておりましたが誰も救われない後味最悪のお通夜状態の終わり方で、これが絶賛されている理由が個人的には理解できなかったです。ミュージカル要素(歌・ダンス)がなかったら確実に駄作と呼ばれる部類に入るのではないでしょうか。

世界中で賞賛されている作品がわたしには合わなかったので、一般的な価値観と自分にズレが生じているのか不安を覚えます。

まず、アルセルエルゴードン演じるトニーは、刑務所に入っていて、さぞ反省していて、足を洗ったように見えておりましたが、衝動的とは言え最後の突発的な行動にはがっかりです。そうなるとは薄々感じますが、絶対にそうであって欲しくないと思っていたので残念でした。そして、自分の兄が殺されたのに、一瞬で受け入れるマリアにも違和感。そもそも、ひと昔前のディズニー映画みたいにマリアとトニーは一目会っただけで運命的に恋に落ちていきなりキスする流れも時代錯誤感は否めないのでリメイクするならそこら辺も現代の価値観を取り入れるべきだったと思います(そしたら、旧作リスペクト厨が騒ぐのかな...)。

また後半、リフが殺された後、傷心している仲間達がアニータを囲んで集団レイ○するシーンもどうして、どういった感情の流れでそうなったのかが全くもって理解出来なかったです。

最後に、主演のアンセルエルゴードについて、わたし自身、彼が主演を務めているベイビードライバーという映画が大好きなので、彼がこのミュージカル映画を通じてどういった一面が見れるのか楽しみにしておりました。歌はやはり、上手かったです。ただ、色んなミュージカル映画を見てきた身からすると確かに一般ピーポーと比較するとかなり上手いけど、上手すぎるわけではないので物足りなさを感じてしまいました。

同じ、俳優さんでもヒュー・ジャックマンはかなり上手い。それは、声量や技術的なことは勿論のことですが歌に感情を乗せるのが物凄い上手だとおもいます。ノリに乗ってる人気若手俳優を商業的な理由で起用するのは分かりますが主演を務める以上、もう少し技術面は重視すべきだと思いました。

話は逸れますが、アンセルエルゴートのインスタをふと見たら、めちゃくちゃ日本語で呟いていて親近感湧きました。間もなく日本を舞台にしたドラマのプロモーションで来日するみたいです。何度も言いますが、彼のベイビードライバーという映画は素晴らしいの見てください。

エストサイドストーリーを独断と偏見で総括いたしますと、歌ダンスは耳馴染みのある名曲ばかりでしたのでよかったですが、ストーリーに関しては共感できない部分が多かったです。

ただ、評価サイトなどでは高評価が多かったので、これから見ようと考えている方は私の個人的な解釈や意見を当てにしないで頂けたら幸いです。