頭ヤベンジャーズ~人生エンドゲーム~

あらさー独身男子のくだらない日常

シンデレラ最速感想

公開されたばかりのカミラカベロ主演の「シンデレラ」を早速視聴しましたので感想を述べていきます。

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皆さんが知っているシンデレラとは全く違う展開でとてもポジティブになれる内容でした。特に継母はヴィランポジになりがちですが、本作ではとても憎めなく、どこかシンデレラのことを気にかけているが不器用でシンデレラにはキツく当たってしまう。そんな感じでした。また、継母がそういった性格になってしまった背景なども描かれていて、継母が完全悪として描かれていないのはとても斬新でした。

また、王子サイドにも複雑な心境があり、男が王位継承して国を納めないと行けないのか?と葛藤がありまさに多様性を尊重する現代風にアレンジされた内容になっていた。ディズニーアニメの実写化だったら原作を尊重してほしい勢なのでこういった改変は好ましくはないが、本作はディズニーの実写化ではなくあくまでオリジナルという位置付けなので、現代風にアレンジは新しくてこれはこれで別物として良かったです。

多様性は他にも様々な場所で見えた。例えばシンデレラは女性の社会進出が望ましくない世界の中でドレスのデザイナーを夢みる少女として登場する。また、社会に拒絶されながらも夢のためにひたむきに努力し、驚くことに王子との結婚といった光栄すぎる機会を夢のために拒むという、かなり独自性をもった人物である。やりたいことをやる、そこに性別や身分は関係ないといったとても前向きなメッセージ性を感じられて総じてポジティブになれる、背中を押してくれる内容でした。また、フェアリーゴッドマザーも黒人の男性が演じられて意外性があった。

本作は全編にわたってミュージカル仕立てとなっておりますが楽曲のクオリティがかなり高かった。楽曲に関しては、本作のために作られたオリジナルのものと既存の洋楽を使用していて、既存の楽曲に関してはシーンとかなりマッチしていて良かった(王子が愛する運命の人を探す描写では、みんな大好きなQueenのSomebody to love をゴスペル隊と歌ってるシーンは印象的)。あと、当たり前ですが、キャストみんな歌とダンス上手。特に継母役のイディナメンゼル嬢は存在感と歌唱力がレベチすぎて、完全に他のキャストを喰っておりました...

まとめると、私みたいな物事をネガティブな方向に考えてしまう人間にとっては楽しいストーリーと歌とダンス全てのエンターテイメントを駆使して少しでも前向きに、ポジティブにしてくれるそんな映画といえます。ネガティブ人間にオススメです!笑