頭ヤベンジャーズ~人生エンドゲーム~

あらさー独身男子のくだらない日常

グリーンブック

こんにちは。昨日を振り返ってみると、朝起床してから、夜中までネットフリックスと漫画読んで1日が終わる相変わらずのクソみたいなルーティンで1日が終わってしまいました。具体的には、映画2本とロバートダウニーJr.夫妻が製作総指揮をとったDCコミックス原作のドラマ「スウィートトゥース」とジュラシック ワールドサバイバルキャンプ(これ観てる途中で寝落ちしました。)見てたらあっという間に時間がたちました。あと、安定の映画公開直後からドハマリのラーヤを再度視聴しました。

 

さて、今回ここで語りたいのが、

「グリーンブック」についてです。

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本作品は2019年度にアカデミー賞にて作品賞の栄冠を勝ち取ったのはまだ記憶に新しいと思います。

僕はこの作品は5天王と呼んでおります。

説明しよう。5天王とは、僕の人生の中で心の底から見てよかったと思える個人的に伝説的な作品5選のことを指す。まとめるとマイライフッウドゥサックウィズアーゥユ〜♪♪な作品です。

では、他に何があるか気になるところだと思いますが...

・「ララランド」

・「プラダを着た悪魔

・「グリーンブック」

・「はじまりの歌」

・「ベイビードライバー」

上記の作品は、すごく心に訴えかけて来る強い何かを感じるのと、見終わった後に少し人生が豊かになったような充実感を感じる。また、自分の価値観を変えてくれるような強いメッセージ性を与えてくれることが共通してる(ベイビードライバーはそこら辺少し薄いかも...でも、ノリと音楽が最高だからOK)

落ち込んた時、何か新しいことに挑戦するとき等に見返すことが多い作品です。

なかなか、この5作品の強く厚い壁を超えて来る作品に出会えていない。

今回はこの5作品の中からグリーンブックを選んだ訳は、ネットフリックスで配信されたからです。円盤を買おうと思っていたタイミングで配信されてすごく嬉しかったです。円盤は持ってないのですが、サントラCDは持ってます。このCDはお風呂入ってる時とか、リラックスタイムに聴くとピアノの心地がすごくよくて意識を上げてくれるし、一歩上のステージに行けた気分になります。

作品についてですが、実話を元にしており、黒人の天才ピアニストと乱暴かつ暴力的で差別主義的な一面を持つ白人が人種差別が根強い1960年代のアメリカ南部をツアーで回るロードムービーとなっております。

ロードムービー??眠くなりそう。そんな印象を持ちアカデミー賞を獲ったから...そんな生半可な気持ちで劇場に足を運んだのを覚えております。しかし、見終わった後の衝撃と充実感が凄かったです。別に御涙頂戴みたいな展開はないのですが、作品後半は涙が止まらなかかったです。

トニーとドンの熱く微笑ましい友情だったり、どうにもできない、どこにも怒りをぶつけようのない差別という大きな壁、とても不条理な現実が描かれておりすごく感情の起伏が激しいです。2人の旅模様がすごく心が温まるし、出来ることなら一生旅して欲しいし、その模様を外野から見守りたいと見終わった後に思いました。

あと、映画後半、雨の中でのマハーシャラアリの演技

「俺は黒人でも白人でもない!!」って自分のアイデンティティに悩み強く訴えかけるシーンがあるのですが、ここの演技力に注目して欲しい。すげー心が抉られるような苦しい感情になる。

あと、なんといってもラストのジャズのセッションのシーン。ここのマハーシャラアリのピアノの異次元的な演奏が圧巻で素晴らしい。劇場で見た時鳥肌が止まらなかった。ここの演奏部分、確かサントラには無いんですよね。

そしてなんといっても、心温まる映画最後の最高のオチのシーンと、トニーの作品中盤で発する「寂しかったら自分から手を打たなきゃ!!!」の伏線回収はかなり良かった。このワンシーンだけで白飯3杯はいけるし、確実に作品のグレードを上げたと思う。それぐらい作品のオチは重要でここで良い作品か微妙かの判断が分かれることは多いが、この作品に関しては湯婆婆もびっくり、おおおお大当たりぃぃいい。

ここまでの感想を見ていただいたらわかる通り本作品は"差別"がテーマとなっており、もちろん他にも同様のテーマを題材にした作品は数多くありますが、大きな違いは、差別という重いテーマを過度にシリアスにならないように描かれていること。また、コミカルなシーン、心が温まるシーンが沢山あり、その絶妙なバランスがこの作品の重いテーマを少しラフな感じで表現していて見やすいしすごく良い。

あと、旅を進めるにつれて差別主義者であった主人公トニーがドンとの絆が深まることで、考え方が変わっていくその過程だったり、お互いがお互いを純粋に尊重する姿勢が尊すぎました。

公開直後、会社の人にこの作品を広く布教しまくったのは良い思い出です。当時、仲良かった人が見てくれて、サントラも聞いてハマってくれてうれしかったな〜あの人元気かな?

ちなみに、今後公開予定作品で気になってる作品は何かと聞かれたら待ち焦がれた「ブラックウィドウ 」らもちろんですが、「インザハイツ」がすごく気になります。久しぶりに劇場の大スクリーンで王道オブ王道のミュージカルが見たいと思っていたので公開されたら見に行きたいと考えております。あと、この映画の広告に、あのヒュー・ジャックマンとアリアナグランデが大絶賛って書いてあったので、彼らと感性似てるから(黙れ)絶対に俺氏大絶賛は間違いないと思う。