頭ヤベンジャーズ~人生エンドゲーム~

あらさー独身男子のくだらない日常

クルエラ

来月から、僕が気に入っているラーヤがディズニープラスで配信されますね。この前見て、すごく気に入った作品で、また見たいと思っていたのでギリ余韻が残っているタイミングでまた見ることが出来るのは非常に嬉しいです。

さて、今回は公開されたばかりの大注目作品「クルエラ」について語りたいと思います。

※極力ネタバレには配慮して書いておりますが、少しでも内容に関して劇場でまっさらな状態で知りたいと言う方は恐れ入りますがご退出願います。

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時間の流れは早いですね。ついこの前、ティーザーが公開されて楽しみだね〜みたいな会話をしてたと思ったら、いつの間にか公開時期になっておりました。

ディズニーのヴィランが主役の作品といえば、「マレフィセント」が記憶に新しく、少し原作無視した作風とテンポが良くない展開であまり好みとは言えなかったので不安でした、、、

まず、単刀直入に感想をいいます。

すっごく、すっごく面白くて、大好きな作品です。

公開前にも思ったけど、ディズニー版ジョーカーと言える出来(もちろんディズニーなのでばんばん残虐に人は死にません)。エマストーンがエステラと、クルエラの演じ分けというか、クルエラに変貌していくときの冷酷でサイコな演技力に脱帽したし、鳥肌が立ちました。あと、ファッション業界が舞台となっているのでとにかくクルエラのファッションがオシャレ。少しプラダを着た悪魔っぽさも感じたしプラダが好きな人は絶対に気にいる作品だと思う。

あと、ロンドン、ファッション業界、音楽、70年代...僕の好きな要素が全てぶち込まれていて。目が常に幸せでした。

基本ディズニー作品のサントラはオリジナルが多いですが、本作品においては、ほぼ作中全編に渡って70〜80年代あたりの素晴らしい洋楽が(クイーンとかローリングストーンズとか)が流れていてディズニー映画では前代未聞の既存の曲をサントラとしてバックグラウンドで流す演出が本当に素晴らいし、ロンドンの舞台にも見事にマッチしていて、オサレすぎて耳も常に幸せでした。

ファッション業界が物語のメインとなっており、エマトンプソン演じるバロネスとの中盤での、ファッションの殴り合いという表現が正しいのか、お互いにファッション界の王座をかけて引かない蹴落としあいのような戦い模様がすごく見応えがあった。あと、エマトンプソンの憎々しい残酷かつ冷酷な完璧な嫌なやつの象徴的な演技も、圧巻でした。彼女の演技は本当に魅力的ですね。

 

▼エマトンプソンはこれの印象

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▼僕のオススメポイントはこちら

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この、とある重大な事実を知り心身共にボロボロになりひとり語りのシーンなのですが、ここのセリフ回しが絶妙で、彼女の不安定な精神状況が伝わってくる演技力を超えた何かを感じてすごく僕自身の心が揺さぶられました。ララランドの時も思ったけど、彼女が打ちのめされてボロボロになるシーンの表現力に長けてますよね。

 

ストーリー、音楽、ファッション、デザイン、アート、どれをとっても圧巻で本当に素晴らしく、ラストシーンでは101匹わんちゃんを視聴した方だと「おっ!??」となる終わり方になっていて、そこのちょっとしたサプライズもすごく良いので99点です。

 

あれ、残りの1点は?ということなのですが。

アニメの101匹わんちゃんに出てくる、超重要人物(ネタバレになってしまうから誰かは見てください)がアニメでは白人だったのに黒人に変わっていたので、中盤まで、この人達がアニメのあの人とあの人だったのか!!!って大事なことに気づかなかったのと、気づいても消えないモヤモヤと違和感でした。昨今の情勢に配慮するのは大事なことですがなんでも変えれば良いとは思わないし、そこは偉大なるアニメ版を尊重して欲しかったなと思いました。唯一そこだけは個人的に惜しいポイントでしたが、それ以外は完璧で大好きすぎる映画でした。

あと一定数いるであろう、不安な方へお伝えします!イッヌは死にません!安心してくださいイッヌが毛皮になる展開はありません!