頭ヤベンジャーズ~人生エンドゲーム~

あらさー独身男子のくだらない日常

あの夏のルカ

今日は、早朝からネットフリックスで映画数本見ました。テネットはやはり難解だけど雰囲気が面白いし、見応えある。ただ、家でフランクな状態でみるには1回見るのに凄く体力つかいます。脳をフルスロットルで回転させるので...

 

さて今回は一昨日に配信されたディズニーピクサー最新作の「あの夏のルカ」のレビューをしていこうと思います。

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いや...なんかエモいですね。言葉で表せない、本当に良かったし感慨深い作品でした。少年時代の熱い友情だったり、キラキラした青春がすっごく丁寧に描かれていて、哀愁漂う感じとか本当にエモい。あと、夏と海、イタリア、少年達の友情、成長っていうこの作品の象徴的なポイントがいい意味でとてつもない化学反応を起こしていて作品としての質を上げているし、私自身の二度と戻れない少年時代を思い出して少し切なくなりました。なんでも前向きに、恐れず好奇心を持ち続けていたあの頃の自分がルカとリンクして、改めて子供って無敵のパワーを兼ね備えた生命体であって、大人になって色々いいこと嫌なことを沢山経験して、ああ言ったキラキラを悲しいことに日々失っていくものだから、ルカにはこれからドス黒い人間社会を知って欲しくないと切実に思ってしまった(これは、リトルマーメイドのアリエルを見てても思ったこと。というか人間が住む世界に憧れる系全生命体に当てはまる。)

また、感想でよく見かける「ジブリ感」がある。ということに関してですが、私も作品を通して、どことなく同じことを思いました。やはり、先述したとおりに、夏やイタリアの素晴らしい街並み、厚い友情、子供の成長等...そういったこの作品のキーとなるポイントがジブリっぽさを感じさせてるのだと思います。監督の方もジブリのファンみたいですしね。

あと、エンディングの時に、本編その後の登場人物達の様子をイラストで流す演出はトトロとか耳スマとかと同じ。あれは、キャラクター達に愛着が湧いて「あーもう終わりなのか...」って終わりを惜しんでいた時にエンディングでその後を小出しにして我々の妄想を掻き立てるいい手法ですし最高ですよね。子供達が地面にシーモンスターを落書きしているやつ(みた人は共感できると思う)とかトトロで見たやつですね。

私自身は友達はあんまりいないし、要らないし、ひとりでも全然大丈夫っていう考え方の人間なのですが、正直、なんか...友情っていいな!友達っていいな!なんか羨ましいな!って思ってしまう自分(27歳)がいました。自己分析してみたところ、恐らく唯一の話し合い手で理解者であった姉が結婚して会わなくなったし連絡も取らなくなってしまったことが無意識のうちに結構ダメージを食らってしまっていたっぽい。