頭ヤベンジャーズ~人生エンドゲーム~

あらさー独身男子のくだらない日常

ダンブルドアの秘密(※ネタバレ有)

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さっそく観てきました。

あくまで、ファン向けという印象がつよい感じがしました。1つの映画としては、情報量こそは多いものの圧倒的な説明不足を感じるし、キャラの葛藤や苦悩をもっと描くべきだと思いました。

良かったところは、圧倒的な戦闘シーンです。やはり強い大人達がそれぞれ戦う姿はカッコいいです。無詠唱で大人達が上級魔法バンバン使って戦うのがなかなか迫力あって圧巻でした。

なんといっても本作の新キャラ、呪文学のラリー先生がとにかく魅力的で、なかなかチート級にお強い。呪文学の先生なのに全く呪文唱えず、無言でスマートかつ上品にバンバンエゲツない呪文を放つお姿に惚れます。女性の強キャラが好きなので、彼女の活躍がかなり印象に残りました。

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あと、不安視されていたマッツミケルセンのゲラートもジョニデとは全く違うけど、違う良さが出ていてハマっていたと思っています。マッツのゲラートは冷酷かつ無表情で感情が読めない、サイコ感がありました。なんの感情も見えない表情で動物の首をナイフで切り裂くシーンがあるので動物好きな方は閲覧注意です。ただ、そこがこのゲラートの冷酷さを物語っているシーンだと思います。

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個人的にはハリーポッター シリーズが好きだから楽しめましたが、腑に落ちない点が多いです。ちょっとネタバレを含みますのでご注意を。

 

 

まず、タイトルはダンブルドアの秘密と大々的に謳っている。これに関しては、大多数の人が、ダンブルドア先生の秘密と解釈すると思うが実際は違う。もちろん校長の秘密も明らかになったが、それはゲラートと愛し合っていたということだがこれに関しては、この映画が公開される前からわりと周知のことだったと思う。ですのでそれを打ち明けるシーンを観て内心「知ってた」と思わざる終えなかった。

実際は、ダンブルドア家のいざこざということ。それも、そんなに意外性のないことだったので正直期待外れでした。そして、問題と言えるのが2作も引っ張ったクリーデンス の問題があっさり解決すること。2作目の最後のシーンで、岩を破壊するほど復讐心でギラギラしていてかなりの闇落ちっぷり見せてくれたのに、わりとマジであっさり改心するから「えっ!?」と思ってしまった。2作目最後のギラギラ復讐に闘志を燃やしていて強いインパクトを残していたので、少年漫画畑で育った自分としては、もっと葛藤や苦悩など改心するまでの過程を長く丁寧に描いて欲しかったので非常に残念でせっかくの良い素材を持っているのに活かしきれてないようで勿体ないな...と感じてしまいました。

次に、魔法動物全然出てこない問題。ハリーポッター シリーズと本作において魔法動物の存在で差別化していたようなものなのに、全く魔法動物が出てこないのは、物足りない要素であったと感じます。あと、大人の事情なのかわからないがこれまでメインキャラだったティナが全く出てこないのも謎でした。だってそれってハリーポッターハーマイオニーが全く出てこないようなものじゃないですか

ティナおらんのに、クイニー闇落ち問題もあっさり解決するのも納得いきません。先に述べたクリーデンス の件もそうだけど、闇落ちキャラの改心はもっと丁寧に扱って欲しい。

あと、血の誓い問題、、、これもあっさり解決します。。。

あと、私が最も期待していたこと血の呪いをもつ「ナギニ問題」。どう落とし所をつけるのかかなり期待していたのですが、

なんと、、、

ナギニが1秒も出てきません。

はぁぁぁぁぁあ???なんでやねん。と思いましたが、シンプルに次回作への期待とワクワクが膨らんだので良しとしましょう(←何様w)

総括すると、観て損は無いと言えます。特に、この時代に、魔法の世界に触れさせてくれることはありがたいことですし嬉しいです。そして、本当に戦闘シーンは見応えがあったので劇場で見てほしいです。ただ、ところどころ雑な点が見えてしまって作り込みや設定が甘かったのが残念。また、ファンこそは楽しめるがハリポタ履修してても、してなくても理解に難しい部分がありました。

ちなみに、思っている以上に全て一件落着ハッピーエンドで終わります。ハリーポッター の時、3作目って「ピーターペティグリューーーーーーーー」ってやってた時だから、それと比較するとめちゃめちゃハッピーエンドです。