▲毎回マーベル作品の視聴後マストで購入するパンフ
昨日ずっと楽しみにしておりました、エターナルズを早速見てまいりました。一夜明けた今でも余韻が残るほど濃密な内容だったと言えます。
本作は、これまでのMCU作品と根本的な部分が異なる作りになっておりました。MCU作品は悪と正義の構造がはっきりしていたり、わかりやすい設定が多く老若男女が楽しめる内容となっておりましたが、本作品のターゲットは大人に絞っている気がしました。というのも、設定がすごく複雑で内容も難しいからです。私自身も映画を視聴後はなんとか、7割程度内容を理解して帰って原作コミックを読んだ方などの解説を読んでなんとか腑に落ちた点が多かったです。あと、ちょっとしたベッドシーンがあったのもこれまでのMCU作品を観てきた身としては驚きでした。
内容に関しては、何を話してもネタバレになってしまうのですが、体感６時間に感じるほど深く濃い内容でした。エターナルズメンバーは人数が多いですが、全員に見せ場やそれぞれのキャラクターの持つ背景が丁寧にまとめらていて、よくこの限られた２時間40分の中で、ここまで複雑な内容を綺麗に落とし込んだな...と感心してしまうし、キャラクター全員の名前を確実に覚えられます。またこれまでの比較的明るいMCU作品の中では類を見ない程、暗い雰囲気となっており少しDC感があったように思います。(監督がノマランドの人と聞いたときにこうなることは想定しておりましたが)。
DC映画といえば、本作の中でバットマンやスーパーマンといったセリフがチラッと出てきてMCUの世界にアメリカンコミックとしてのバッドマンとスーパーマンは存在することが判明して興味深かったです。
また、本作はかなり多様性が意識されいたのが非常に印象的でした。ヒーローにも色んな個性や価値観考え方が存在するといったメッセージ性が強く反映されていたように思えます。エターナルズのメンバーは、聴覚障害者やアジア人、黒人、白人、インド系、同性愛者などいろんな個性が混ざっておりそう言った複雑なキャラクターの背景やメッセージ性が本当に綺麗に落とし込まれていて監督の手腕には脱帽します。
また、後半からラストにかけては衝撃的な展開となっております。何も言えませんが、本作もエンドクレジットは2回あるので必ず座席をたたないで待ちましょう！エンドクレジットは衝撃が走ると思います。私が視聴した際、非常に多くの方がエンディングで席を離れてしまって残念、もったいないな〜と思いました。
今までのMCU作品とは毛色が違うことからネット上では賛否両論になっておりますが、私個人としては凄く好きな作品のひとつです！とくに点と点が繋がった終盤からはより一層、面白さが増したと思います。
最後に、２時間40分程あるので視聴前はトイレに行くことを強くお勧めします。
