頭ヤベンジャーズ~人生エンドゲーム~

あらさー独身男子のくだらない日常

血だらけの父親

深夜の3時ごろ、玄関からガチャッと家に誰か入ってくる音が鳴り響いた。それに気づいて、人の気配がする方へ向かうとそこには血だらけの父親が立っていた。

どうやら、こんな真夜中まで飲み続けていて、酔っ払って飲み友達の家の玄関の段差に足をつまずいて直で頭から地面にぶつけたらしい。

なんとか自力で帰宅してきた父、慌てる母親、虚無の私。

そして、日をまたいで父親の顔を改めてみると、頬のあたりがパックリ大きくさけていた。翌日、病院へ行って精密検査をうけたが異常は無く、一安心した。

私でさえも体力的に厳しいのに、60過ぎて夜遊びやオールで飲むといった元気がどこに存在するのであろうか。これに懲りずに飲み続けるのであろう。

昔から思っていたが、アタオカ家族だと思う。本当に不思議でしかない。世の中の父親って毎週何回も飲み歩いて帰ってこないってことザラにあるのであろうか??昔からそうだったし、子供の頃は付き合いってものがあるから、(飲みに行く、朝まで帰ってこないので)お前に構っている時間がない的なスタンスだったのでこれが普通だと思ってたけど、いざ自分が大人になってみて普通がわからなくなった。

だから、この場を借りて本当のことを言うと私は子供の頃から、父親と妹とはまともに話したことがない。そこには"血が繋がってるだけの他人"という認識が根強くある。